水槽用キャノピーをリメイクしつつ作り方を解説
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水槽の上部を覆い、照明や機材、配管を綺麗に隠してくれる「キャノピー」の最も簡単な作り方を解説します。
以前、DIYを始めて間もないころにキャノピーを自作していたのですが、これの出来があまりに悪いということでリメイクします。
リメイクしつつ、構造を解説します。
おそらく水槽に被せるキャノピーの構造としては最もシンプルなものだと思います。
以前のキャノピーの製作記事はこちら:【自作キャノピー】水槽上部の囲い「キャノピー」の作り方【光漏れ防止・配線隠し・照明隠し】
▼出来が悪い現在のキャノピーがこちら
構造
まず始めに構造を解説します。
極めてシンプルで、強度的にはボンドだけでも十分OK。
材料はホームセンターで揃います。カットしてもらうと手軽で良いです。
まずは枠組みです。
これは水槽のサイズにピッタリ合うサイズとします。
例えば我が家の水槽は一般的な60cm水槽で、幅60cm・奥行30cmです。
だからこの枠も60cm×30cmで製作します。
15mm角程度の角材を使うと良いと思います。
ホームセンターに行くと2x4材などと並んで19mm角の角材が売られていて、おそらく一般的に手に入りやすい素材としては最も安価だと思います。
19mm角ともなれば強度はバッチリ。
次にこの枠組みを覆う板を用意します。
ホームセンターでカットを依頼する場合には、板の長さに注意が必要です。
枠組みの周りをピッタリ覆う場合には、板の厚みも考慮して長さを計算しないといけません。
斜めから見るとこんな感じです。
これがキャノピーの外から見える部分であり、照明や配管を隠してくれる部分です。
最後に枠組みを板で覆えば完成です。
枠組みと板はボンドで固定するだけで十分な強度が得られます。枠組みが水槽の縁に乗るわけです。
必要に応じて配管用の穴をあけたり、照明にあわせて寸法を微調整するとなお良いでしょう。
出来の悪いキャノピーの分解
まずはキャノピーを分解します。
作りなおしても良いのですが、既存の部品をすべて再利用するリメイクで進めたいと思います。
長年の使用で、特に水面に近い部分は真っ黒です。カビでしょうか?
角の金具はサビサビ。
接着はボンドだけで十分と先述しましたが、当時は不安で金具をつけたんだと思います。
構造はシンプルなので、分解も簡単です。
材料は角材4本と板4枚です。
部品の清掃と補修
板は防腐剤が塗布されており、汚れも目立ちます。角材は黒い汚れがひどいです。
研磨したり、カンナをかけて綺麗にしていきます。
また、ボルト用に開けた穴は木工パテを利用して塞いでいきます。
板の拡張
リメイクする際にどうしてもやりたかったことがあります。
その1つが板の拡張です。
このキャノピーを自作した当初は、何も考えておらずに水槽ぴったりサイズで作っていました。
しかし、水槽用照明って水槽よりちょっと幅広なんです。
だから、キャノピーが乗ったままだと照明が乗らなかったんです。
そこで、板の横幅をちょっとだけ拡張します。
手持ちの板をちょうど良いサイズにカットして、板に継ぎ足します。
同様に配管用に短くしていた辺の板も拡張。
こちらは配管用の穴をあけなおします。
組み立て
板の拡張と配管用の穴あけができたので、組み立てていきます。
ボンドだけで強度は十分と言いましたが、今回はビス止めします。
なぜならボンドの乾燥を待つのが面倒くさいからです。
板を貼り合わせれば完成。
塗装
今回やりたかったのがまさにコレ!
キャノピーにピッタリな塗料を発見してしまって、キャノピーのリメイクを決意したわけです。
まずはオイルステイン(白)で下塗りをします。
通常では不要な手順ですが、白いステインが余って邪魔なので積極的に消費しています。
ステインの乾燥を待って、魅力的な塗料を塗ります。
その塗料がこちらです。
パステルサンドという色で、これを見て一目惚れでした。
完成
完成しました。
パステルサンドは土塗りの壁のような感じですごくいい感じです。
この塗料、水性で塗りやすく強度が高いと良いことづくめです。
今後色々なものに使っていきたいです。