アクアリウムなどの水槽で野菜や果物、植物を育ててみませんか?
植物を育てるには水をやらなければいけませんが、プランターを水に浸して育てる「腰水管理」をすれば日々の水やりが不要です。
今回はアクアリウムの水槽にプランターを浸して行う水槽による腰水管理の方法を解説します。
ちなみにこちらが我が家の腰水管理のプランターの様子です。
ぐらぐらしないように四角いプランターを選択しています。
アクアリウム+腰水管理の始め方
早速水槽で腰水管理をするための方法を紹介します。
必要なもの
必要なものはたった4つ。
プランターとフック、ソイルもしくは水苔だけです。
そしてプランターの加工のための穴あけの道具です。
①プランター
プランターは安定しやすい四角いものをオススメします。
また、水槽の壁面で支える関係上あまり大きすぎない=重すぎない方が良いでしょう。
素材は天然素材や自然由来の素材、リサイクル素材など色々あるのですが穴あけする関係上普通のプラスチック製が一番良いです。
特にリサイクル素材などを使った「エコ」なプランターの場合、穴あけしようとすると簡単に破損してしまいます。
私が実際に使っているプランターがこちらです。
②フック
次に必要なのがプランターを水槽に引っ掛けるためのS字フックです。
S字フックはプランターの角度や水槽への取り付けなど、状況に応じて曲げることができる金属製をオススメします。
更に、ビニール被膜(金属の周りをビニールで覆っている)のS字フックを使うと水槽のガラス面への負担を軽減できるのでオススメです。
例えば以下の商品が挙げられますが、ビニール被膜付きのS字フックは100均でも手に入れることができます。
③ソイルもしくは水苔(みずごけ)
腰水管理をする場合、プランターに入れる土の代わりに水苔を使用することが多いようです。
もちろん普通の土でも良いのですがやや腐りやすいうえ、水槽内に土の細かな粒子が漏れ出して汚れてしまいます。
そのため普通の園芸用の土の使用はオススメできません。
もし手持ちのアクアリウム用のソイルがある場合にはソイルを使用するのもオススメです。
④穴あけの道具
穴あけには電動ドリルがあると便利です。
ビット(ドリルの刃)とセットで5000円台から手に入れることができます。(下図左)
今後使う予定がない場合にはもったいないのでただの錐(下図右)でも構いません。
錐だとやや穴あけに苦労するかと思いますが、数百円で手に入れることができます。
腰水管理の始め方
まず始めにプランターに穴を開けます。
S字フックをかけるための穴をプランター上部2か所に開けると良いでしょう。
実際に水槽にあてがってみて、お好みの場所に穴あけをすればOKです。
次にプランターにS字フックを取り付けます。
実際に水槽に引っ掛けてみて、フックを曲げたりして微調整すると良いでしょう。
プランターにはソイルや水苔を入れ、たっぷりと湿らせてから種や苗を植え付けます。
我が家ではモウセンゴケを種から育てています。(周りの細長い草は水苔の中に残っていた種子から発芽したと思われる正体不明の草です)
私の場合にはS字フックをこんな風に加工しています。
水槽にはまる側を細くきつくすることで、水槽に取り付けるとピッタリはまって動かなくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
水槽を利用した腰水管理は既に多くの方が実践しており、イチゴのような果物から観葉植物、花、私のような食虫植物など多くの植物を育成可能です。
興味をお持ちの方は、是非試してみてください。