ドリリウム

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【木工・DIYのドリルとインパクトの選び方】18Vも14.4Vも過剰!基本は10.8VでOKだよ。

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木工やDIY(主に木材を扱う)において、必ずと言ってもいいほど必要になるのが「ドリル」と「インパクト」です。

 

「ドリル」は主に穴あけに使用されます。

正確にはドリルドライバーとかドライバードリルとか呼ばれます。

ネジ締めにも使用できますが、手首への反動が強いため騒音が気にならなければインパクトドライバーの使用をオススメします。

 

「インパクト」は主にネジ締めに使用されます。

正確にはインパクトドライバーと呼ばれます。

こちらも穴あけにも使用できますが穴あけ用のビット(錐)の類はインパクトの衝撃に耐える強度はないため破損の恐れがあります。

「ドリル」と「インパクト」のどっちを買えばいいの?

「ドリル」と「インパクト」の差は先ほど述べた通りですが、正直言って木材を扱うDIY程度であれば使い分けを気にする必要は全くと言って良いほどありません。

 

あえて言うのであれば、

 静かに作業したい → ドリルを使う

 楽に作業したい → インパクトを使う

これくらいの感覚で好きな方を選べば良いでしょう。

 

ドリルとインパクトは構造が大きく異なっており、ドリルはただの回転運動をする機械です。

一方でインパクトは回転方向に打撃を与える機械です。

 

いずれも回転するという点で同様です。

 

しかし、ドリルはシンプルに回転するだけですから音が静かで回転がスムースです。

ビットへの負担も少ないです。

また、太いネジを締めこむ時や大きな穴を開けようとすると、どうしてもドリルを手でしっかりと押さえつけないとドリル自体が回転してしまいます。

たくさんのネジを締めようとすると手首がちょっと疲れてきます。

 

インパクトは回転方向に打撃を与えますから、打撃音(ガガガガガという音)があります。

そのため騒音を気にする人はインパクトを選んではいけません。

一方でドリルとは違って打撃で回転させるため手への反動があまりありません。

太いネジを締めこむ時や大きな穴を開けようとする時でも片手でラクラク持っていられます。

14.4Vじゃ不足?18Vが必要?

DIYや木工に使用する電動工具について調べていると、多くのサイトでは14.4Vや18Vの電動工具がオススメされます。

 

電動工具と言っても多種多様ですが、今回お話しする「インパクト」に悲まず始めに断言しておきますが、パワーの点で14.4Vや18Vは過剰です。

パワーという点で考えれば10.8Vで必要十分です。

プロの木工家ですらコンパクトで小回りが利く10.8Vをメインに使う方もいるほどです。特にネジ締めに使うインパクトは10.8Vが使いやすいと言われます。

 

そもそもの話をすると、ドリルビットは金属とはいえ見ての通り細いです。

ですから、インパクトのような打撃を与える力の掛け方をするとビットが破損します。

そのため、14.4Vや18Vの力を存分に活かしたインパクトなど存在せず、基本的にビットを保護するためにパワーを落として作られています。

 

 

それでは何故多くのサイトで14.4Vや18Vがオススメされるのでしょうか?

そのメリットとデメリットは何なのでしょうか?

14.4V以上のメリット① 汎用性が高い

一つ目のメリットは汎用性が高いということです。

14.4Vや18Vは各メーカーが販売する主力商品で、同じバッテリーを使って多くの電動工具や掃除機、ラジオ、照明などのバッテリーで動作する機械を動かすことができます。

 

工具自体の性能ではなく、単純にバッテリー単体の価値が高いと言えます。

 

しかし、DIYでしか使わないのであればここはあまり重要視する必要はないでしょう。

一般的な工具であれば10.8Vでも十分なバリエーションがあります。

 

ただし、万が一バッテリー式の切断工具を購入するつもりがあるなら注意が必要です。

10.8Vで動作する丸ノコなどの切断工具も存在しますが、これらは刃が小さい上に非力です。

合板など薄い板を切断するのであれば構いませんが、2x4などDIYでもよく使われる太めの材料を切るには向きません。

 

刃が大きくパワーもある丸ノコをバッテリー式で使いたいのであれば14.4V以上を選択しておくと幸せになれるでしょう。

ただし、どうしてもバッテリー式(コードレス)で切断工具を使いたいのでなければコンセントに差し込むコード式の切断工具を使うことをオススメします。

価格も安く、パワーも断然上だからです。

14.4V以上のメリット② パワーがある

電圧が高まれば当然パワーが上がります。

しかし、鋼材をぶっといボルトで固定するような作業でもしない限りは必要のないパワーです。

指の太さを越えるようなぶっといボルトを扱うプロの工事現場であったり、自動車のホイールや足回りの整備を頻繁に行うのでもなければ過剰なパワーでしかありません。

14.4V以上のメリット③ バッテリーのもちが良い

先述の通り、インパクトにとって14.4Vや18Vというパワーは過剰です。

そのためパワーを抑えて作られています。

パワーが抑えられているということは電力の消耗が少ないですから、バッテリーが長持ちします。

 

ただし、10.8Vの小型バッテリーでも1日のDIY作業程度は問題なくもちます。

一日中ぶっとくて長いネジを打ち続けるような、よほど過酷なプロの現場ですとか、充電なしで何日も何日も使い続けたいというケースを除けば気にする必要はありません。

14.4V以上のデメリット① デカい

基本的に電圧が高まれば高まるほど工具自体が大きくなっていきます。

用途の違いもありますが、求められる要件や現場が異なるため仕方のないことです。

例えば一般的な18Vのマキタのインパクトがこちらです。

一方で10.8Vのインパクトがこちらです。

18Vと比べるとまるでおもちゃですが、木工の世界ではプロもこの手のコンパクトなインパクトをネジ締めに多用します。 

狭い場所でもとにかく小回りが利くのが嬉しいです。

 

ただし、100mmを越えるような太く長い木ネジを打ち込もうとすると、18Vなどハイパワーなモデルに比べて少し速度が落ちます。

DIYであれば気にするほどでもないうえ、そこまで大きなネジを大量に打ち込むシーンはそれこそ家でも建てない限りないので心配する必要はありません。

 

また、自動車整備などを趣味にする方も多いと思いますが、10.8Vのインパクトがあればホイールや足回りを除く多くの作業に対応可能です。

ホイールや足回りで登場するぶっといボルトだけ手で初期緩めを行い、後は10.8Vの工具を使えば十分というわけです。(実際に私がそうしています)

14.4V以上のデメリット② 高い

次に先ほど紹介した18Vの「マキタ インパクトドライバ TP141」と10.8Vの「マキタ 充電式インパクトドライバ TD090DWX」の価格に注目してみてください。

 

その価格差、実に3倍以上です。

 

本体も高いですが、この手の電動工具はバッテリーが高額です。

安価な中国製バッテリーも多数販売されていますが、発火事例も多くオススメはできません。

 

無理をして18V工具+中国製バッテリーを購入するのであれば、最初から10.8V工具を買っておく方がずっと安心です。

安価な工具は電圧で選ぶな!

ここまで14.4Vや18Vはパワーが過剰で10.8Vで十分という説明をしてきましたが、一つ注意が必要です。

 

それは安価な工具です。

 

安価な工具は、たとえ18Vであってもマキタの10.8Vと大差ないパワーしかないケースも存在します。

例えばボッシュの18VインパクトであるIPD118は締め付けトルクが130N・mであるのに対して、マキタの10.8VのインパクトであるTD111は締め付けトルクが135N・mと逆転しているケースさえあります。

 

具体的には商品ページの「トルク」という項目に注目してください。

 

例えば、先ほど紹介したマキタの10.8Vのコンパクトなインパクト「マキタ 充電式インパクトドライバ TD090DW」は

締め付けトルク:90N・m

という表記があります。

「N・m」は「ニュートンメーター」という読み方をしますが、木工には90N・mもあれば十分です。

100N・m程度あれば木工に関してまず不満を抱くことはないでしょう。

 

これが18Vモデルになると150~180N・mほどになります。

十分な数値である100N・mの1.5倍~2倍近い性能がありますから、過剰であることが見て取れます。

 

ちなみに同じ18Vのインパクトでもインパクトドライバーではなくインパクトレンチになるとトルクは倍近くなりますから、18Vのインパクトドライバーという存在自体が過剰であることがよくわかります。

これはビットの保護の側面が強いですが、要するに18Vはインパクトドライバーにとって過剰性能ということです。

 

 

くれぐれも自分にとって本当に必要な性能の製品を選ぶよう心がけましょう。

ブログを書いている人

カタミチ

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