最近、早期退職が流行っていますね。
そんな私も随分前に早期退職して、20代にしてはもらいすぎなくらいの退職金、500万円を手にしました。
そもそも一般的に20代は早期退職の対象になりません。
もちろん私が辞めた会社でも対象ではなかったのですが、幾度かの早期退職の波の中で幸運にも年齢制限がない早期退職枠が発生し、運良く私はそこに入り込むことが出来ました。
(上司に疎まれていたり私がとんでもない無能だった可能性もありますよね)
転職先も数年後の移住先も決まっていた私には降って湧いた幸運でした。
だって20代です。大企業とはいえ、退職金はたかが知れています。おそらく100万円もらえたらかなり良い方。おそらく100万円ももらえないケースが多いのではないでしょうか。
そんな中で給与ベースの計算で500万円近い退職金を得ることが出来たわけです。
正確には退職金ではなく早期退職者向けの優遇措置があってあれこれと名前がついていたと思いますが、ここでは一括りに退職金と呼んでいます。
いずれにせよ辞める予定があったわけですから、まさに降って湧いた、まさにあぶく銭というやつでした。
早期退職でもらうことができる退職金は、企業によって計算が異なるでしょうが私のいた会社の場合には、給与を年齢ごとに定められた係数で乗じた金額が追加で支払われました。
元々の「退職金+給与×係数」という計算です。
退職金は確定拠出年金に置き換わっていたので事実上「給与×係数」だけだったと思います。
係数は年齢ごとに定められており、簡単に言ってしまえば「やめてほしい年齢」は係数が高く、その逆は係数が低かったです。
その係数は最低でも35歳くらいから定められており、当然20代の私は当てはまる係数は設定されていなかったのですが、幸運にも最低ラインである35歳基準で計算されて支払われました。
給与は世間一般の平均より元々高かったと思います。
大企業ですから短期間で大きな変動はないものの毎年確実に給与はあがり、ボーナスも安定して支給されていました。
それでも20代の平社員が会社を辞めて500万円もらえるというのはかなりレアケースだと思います。
ちなみに一緒に辞めた50代の社員は家が買えるくらい(数千万円)が支払われたみたいです。
このあぶく銭のほんの少しを使って遊びまわったのは良い思い出です。