趣味でモーターを使う時、電気工事士資格が必要なの?
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DIY等の趣味でモーターを使用するには、付属の配線を家庭用電源と接続する必要があります。
私自身、100Vの単相モーターを2つ使用しています。
100Vの単相モーターは、家庭用電源で手軽に使えることから趣味で使用している方・使用を検討されている方も多いのではないでしょうか?
冒頭の画像にあるのは三菱電機製の200W、そしてこちらの画像にあるのは日本電産サーボ製の25Wのモーターです。
200Wのモーターは4本線。
25Wのモーターは3本線+コンデンサが付属しています。
取扱説明書にはそれぞれの配線の接続方法が記されています。
最終的に、以下のような電源プラグを配線に接続する必要があります。
本来、こうしたモーターは工業の生産ラインなどで、ベルトコンベアを駆動するような業務用途に使用されます。そのため、最初から電源プラグがついていたり、家庭で使用することを想定していません。
もしあなたが単相モーターを家庭で使用する場合には、「電気工事」が必要になります。
電気工事には電気工事士の資格が必要ですが、無資格ではモーターは使えないのでしょうか?
答えは基本的に不要です。
なぜなら電気工事には「軽微な工事」と呼ばれる区分が存在し、「軽微な工事」は電気工事士資格がなくとも行うことが出来るのです。
特に先ほど紹介したような電源プラグ(差し込みプラグ)と配線を接続する工事は「軽微な工事」に該当します。
詳しくは経済産業省のホームページにある「電気工事士等死角が不要な「軽微な工事」とは」をご覧ください。
また、逆に電気工事士資格が必要な工事の種類は同ホームページにある「電気工事士等でなければ従事できない電気工事範囲とは」をご覧ください。
ただし、コンデンサが外付けされているモーターの場合には、「軽微な工事」に含まれるかどうかは微妙なところです。経済産業省が示す情報だけでは、明確に「軽微な工事」であると判断がつかないためです。
いずれにせよ、軽微な工事を含む電気工事は一歩間違えば惨事になりかねません。
くれぐれも注意して作業を行い、十分な知識がない場合には避ける方が良いでしょう。
最後に、趣味でモーターを使用する場合には必ずしも新品が必要なわけではありません。
モーターは中古でもよく出回っており、最初から電源プラグが接続された状態で販売されているものも多いです。
電気工事を避けたいのであれば、こうした出品物を選ぶという選択肢もあります。