頭痛持ちの人は一体どうやって生活してるの?仕事に支障あるでしょ?
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私は頭痛持ちで苦しい思いをしているのですが、家族や環境に恵まれてなんとか並程度の生活を送れています。しかし、私と同程度かそれ以上の頭痛持ちの方が、果たしてどうやって生活しているのか気になります。
私の頭痛の程度はこれから説明しますが、とにかくまともに仕事に就くこともままならないレベルだと自認しています。
私の頭痛の程度
私の頭痛の症状は以下のようなものです。
- 首・肩の強い痛み
- 後頭部の強い痛み
- こめかみ付近の激しい痛み
- 目の痛み
- 吐き気・嘔吐
- 寒気や激しい発汗
細かい症状を挙げるとキリがないのですが、ごくわずかにでも症状が出始めると、臭いや光、音などあらゆるものに過敏になって、それらが引き金で症状が悪化します。
首・肩の痛みはいわゆる「コリ」であり、後頭部への緊張性頭痛を誘発させています。とはいえコリに効く漢方を長期服用したり、筋肉を弛緩させる薬を頓服あるいは継続服用していましたが効果がないため、少し一般的なコリとは違うように感じています。全くリラックスした状態でも、ごく短時間で急激に症状が出て痛むため、何か精神的なものに起因している気がしてなりません。
更にこみかみの痛みやドクンドクンという脈動は片頭痛の症状で、吐き気や嘔吐も同様です。
ごく初期の違和感程度の症状を除けば、一度発生すれば起きていることはままなりません。というか不可能に近いです。とにかく横になって、痛みに耐えます。痛みに耐えようと体がこわばると、吐き気が強まって時に嘔吐します。
ひたすら痛みと吐き気・嘔吐の繰り返しに耐えて、なんとか寝付ければ勝ちです。寝ると症状は改善します。しかし、翌日や翌々日まで頭の奥の方の鈍痛が残ることが多いです。
このように痛みと吐き気を繰り返していると呼吸がままならなくなり、過換気(いわゆる過呼吸)を起こします。顔や手足からしびれだし、感覚がなくなり、呼吸が出来なくなります。救急車のお世話になったことも・・・。
頻度は1カ月に2~3回で、連続することもあれば間が開くこともあります。症状の程度も違います。頭痛外来や有名な整体、漢方など、あれこれと試しましたが解決はしていません。
これほど症状がひどくなったのは20台後半だったと思います。少なくとも20代前半では頭痛に悩まされていた記憶はありません。
今は片頭痛の薬(マクサルトやレルパックス)、吐き気止め(ドンペリドンなど)、精神安定剤(いざと言う時、あまりにも苦しい時に早く寝入れるように飲むけど効果薄)などで対処しています。いずれも効果はいまひとつです。
この症状から見てもらってわかる通り、月に数回全く仕事や日常生活がままならなくなります。普通の会社であれば居場所がなくなってしまいそうなものです。
私の生活
ここまで説明したような頭痛を持っている私の生活はこんな感じです。
仕事
20台のころは会社員をしていました。
会社に恵まれて、なんとかうまく症状と折り合いをつけながら仕事ができていました。当時勤めていた会社についてはこちらの記事で語っています。
【ホワイト企業の話】ブラックばかりじゃなくホワイトの実態も紹介しようよ - ドリリウム
しかし、仕事中に頭痛の症状が出てしまうと大変です。
すぐに帰ることが出来ればいいのですが、帰宅する途中はとにかく痛みや吐き気、苦しさとの戦いです。すぐに帰れなければ、とても仕事に集中したり、まともに思考したりすることもままならないなかでなんとか仕事をしなければなりません。長い時間の打ち合わせともなれば地獄です。
決して頭痛が理由ではなかったのですが、30歳を境に仕事を辞めました。
妻のやりたい仕事をするために地方に移住し、妻も私の症状に理解がありましたので、主夫としてサポートに専念してくれても良いと言ってくれたのです。
また、私自身こうしてブログを書いたり、Webアプリを制作したり、投資をしたりと家にいながらも多少の収入を得る見込みがありましたので仕事を辞めました。
もし会社員を続ける必要があったとすれば、本当に苦しい日々になっていたと思います。会社によっては頭痛のために解雇や減給などになっていてもおかしくなかったでしょう。
日常生活
日常生活ではとにかく頭痛の引き金になるようなことを避けています。
例えば人込み、快適ではない室温、快適ではない姿勢などです。何度も何度も小さな体の痛みや不快感を引き金として頭痛を起こしているため、とにかく頭痛の引き金になりそうなことを極力避けています。
チラつく光や不快な音、臭いなども厳禁です。
ただし、もちろんよほど特殊な環境を除けばこれらを完璧に排除するわけにはいきません。
そのため、出来るだけ大きな施設や混雑する施設を避け、静かな場所に家を借り、出来るだけ快適に過ごせるように工夫しています。
首や肩のコリが頭痛の引き金になることから、首元や肩回りが苦しい服は厳禁です。出来るだけ楽な服装をしています。
食事は特別考慮していませんが、最近ではダイエットのため比較的健康な食事をしています。ただ、食事と頭痛に今のところ因果関係を見出していません。
最後に睡眠です。
睡眠不足や不規則な睡眠時間は、頭痛持ちではなくともいわゆる寝不足を引き起こします。寝不足になると頭痛や軽い吐き気などの症状があると思いますが、私の場合にはこれが酷い頭痛の引き金になってしまいます。
そのため寝不足は厳禁です。
元々寝付きが酷く悪いため、とにかく10時には電気を消してベッドに横になっています。朝は6~7時に起きるようにしています。
旅行
頭痛持ちで地味に苦しいのは旅行に行けないことです。
旅行に行く場合、電車にしろ飛行機にしろ車にしろ、それなりの長時間を同じ姿勢で過ごす必要があります。これは容易に首や肩のコリを引き起こします。更に電車や飛行機の公共交通機関に乗ると、様々な音や振動、光の影響を受けます。例えば子連れが居れば騒ぐ子供の声が気になることもあるでしょう。大声で会話するお年寄りが気になるかもしれません。それらが悪いというわけではなく、私の場合には頭痛の引き金になってしまうのです。
また旅行で行った先が混雑していれば、これまた苦しいです。
ということで、私の場合には出来るだけ平日に旅行するようにしています。道中も目的地でも混雑していないことが条件です。
また、旅行先で観光する場合には、観光するエリアと宿が近いことも大事な条件です。すぐに休める場所があるという安心感があるだけで、観光もずっと楽しむことができますし、万が一の場合にはすぐに戻ることができます。
どうにも精神的な要因もある気がしているので、こうした安心感はとにかく重要です。
その他
その他では、頭痛と関係ないかもしれないポイントを紹介します。
私は一度パニック障害と診断されたことがあります。切っ掛けは飛行機内で起こした過換気でした。あまりにも酷かったため、後日病院にかかったのですが、あっさりとパニック障害と診断されて精神安定剤を処方されました。
どうにも人混みや安心できない環境に弱いようです。
人混みに来ると大抵は目の痛みや渇きを感じて、これが段々と酷くなると目の痛みが目の奥の痛みになり、頭痛になっていきます。
この性向は昔からのもので、自分なりに考えた結果としては、人混みにいると通り過ぎる人を一人一人認識しようとしてしまうのです。「人混み」として処理すればいいのに、一人一人見て取ろうとしてしまうのです。やめようにもやめられず、これが続くと頭痛を起こします。周りでしゃべる人がいれば、気にしたくないのにすべて耳に入ってきてしまいます。
安心できない環境と言うのは、例えば飛行機が良い例です。
飛行機内で体調が悪くなってしまうと、もはや周りの迷惑無しではどうともなりません。すぐにプライベート空間のベッドに横になることはできません。こうした安心できない環境、逃げられない環境には極端に弱いようなのです。
また、周りを気にしすぎるという点もあります。
これは親しい人に指摘されるのですが、とにかく周りを過剰に気にしてしまいます。周りからの目を気にするというよりは、ルールやマナー、他人に迷惑をかけないという点に関して極めて過敏なのです。
体調が悪ければ周りの迷惑なんて気にしなければいいのに、とにかく体調が悪くなればなるほど思考は「迷惑をかけてはいけない」という一色に染まって、どんどんどんどん思考が悪い方に向かっていきます。
少し楽な姿勢に切り替えるだけで解決するかもしれないのに、そういう時に限って「姿勢を動かしたら迷惑がかかるかもしれない」というような判断・思考をしてしまって自分を追い込んでしまいます。
頭痛持ちの人は一体どうやって生活してるの?
ここでタイトルの疑問に戻ります。
私の頭痛の程度が、頭痛持ちとして酷いのか並なのか軽いのかはわかりません。なぜなら周りに頭痛持ちの人がいないからです。しかし、少なくとも私の症状が「最悪レベル」というわけではないでしょう。
そう考えると、果たして世の中の頭痛持ちの人たちがどういう生活を送っているのか気になって仕方がありません。
乱雑ですが思いつく限り私の症状と私という頭痛持ちの生活を書いてみました。
是非他の頭痛持ちの生活も知りたいなぁと思っています。
もしあなたが頭痛持ちであれば、あなたの生活を教えてください。連絡(syufukc@gmail.com / Twitter)を下さるか「#頭痛持ちの生活」でツイートしてくれると嬉しいです。