自作したダイニングテーブルに反り止めを追加しました
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もう制作してずいぶん経つ樟のダイニングテーブルです。
いま改めてみると気になる点は多々ありますが、無垢板を使ったおかげでかなりごまかしがきいていると思います。写真で見ると脚と脚の間をあけすぎてアンバランスですが、そのおかげで実用性は高いです。また、椅子を置くとこのアンバランスさも大分ごまかすことができます(^^;
さて、ろくに反り止めをしていなかったこのダイニングテーブルにようやく反り止め加工を施すことにしました。
天板の反り止めは必須ではない?
当初、反り止めを入れなかったのには理由があって、溝を切る道具もなければ長穴をあけるのも難しいと敬遠していたこと、そして反りを無理に止める必要はないだろうと考えていた・・・・気がします。もうだいぶ前に制作したので記憶が不確かですが、割れや節、穴も無垢の板の良さのひとつだという思いは変わっていないので、きっとそんなような理由で反り止めをしなかったんだと思います。
もちろん、木は乾燥によって反ったり戻ったりを繰り返します。十分に良く乾燥された木材であればそこまで酷い反りはないと思うのですが、扱いの悪かった板ですと反りも激しいはずです。
反りが激しく実用に耐えないレベルですと流石に問題がありますが、今回私が使った木材は難があるために製材所で長く眠っていた木材でよく乾燥しており、厚みは50mm弱だったと思います。ある程度使って見た感想として、実用に耐えないあるいは見栄えが悪くなるような反りはでていません。
つまり、やはり反り止めは必要なかったという結論です。
なぜ反り止めを追加するのか
さて、自然に任せても良い木材を天板に用意できたことは喜ばしいことですが、反り止めを追加することにしました。なぜかというと、まだ記事にはしていないのですが胡桃の木材を手頃な価格で手に入れることができまして、棚を作ったのですが、その余りとして40mm角の角材が3本も余ったためです。
用途を考えても、天板の反り止めくらいしか思いつかなかったわけです。
胡桃は天板に使った樟よりも固く、40mm角というのもなんともちょうど良い太さです。早速長さを整えて加工をしていきます。
反り止めの制作
まずは両端を斜切りにします。
できるだけ目立たず、利便性も損ないたくありません。そして本来反り止めはいらないわけですから多少弱くなってもいいわけです。浅めに20度ほどの角度で切り落とすことにしました。
切りました。
こういう切断ではジグソーテーブルではうまく刃が入らず、手鋸で切ったのですが、この木は非常に切りやすかったです。
今回手ごろな価格で手に入れたこの木材は荒材ですから、全面を頑張ってカンナ掛けします。奥のごみ箱にカンナくずが満載されているのが見えると思います。続いて60番、120番で仕上げます。
手に触れる部分は240番で仕上げるのですが、それ以外は120番で十分だと感じています。丁寧にやすりがけしてやれば120番で十分につるつるすべすべです。
塗装は、ウレタンニスを使用しました。
オイルだと乾燥を挟んで全体の工程で非常に時間がかかるので、こうした手にも目にも触れない場所はニスを使うようにしようと思います。写真を取り損ねていたのですが、ドリルで2つ穴をあけて、鑿で長穴に成形しています。どうにもこれが上達せず、汚いです・・・。
写真に写っていますが、固定は70mmのM5タッピングです。反り止めが40mm厚、天板が50mm厚なので70mmを選択しました。(正確には最長で70mmでした)
皿ネジなので、ローゼットワッシャーを使っています。
ローゼットワッシャーとは皿ネジがぴたりと綺麗に収まるこんなワッシャーです。
ホームセンターでM5用なら4個入100数十円で手に入ります。
見栄えが良く、先日の樟と槐のデスクの反り止めで使用してからとても気に入っています。(制作記:樟と槐のデスク カテゴリーの記事一覧 - ドリリウム)
反り止めの取り付け・・・できず
で、取り付けるわけなのですが、流石にこのままではどうにもなりません。
樟と槐のデスクでは、横着して下から作業しましたが、このダイニングテーブルではそうもいきません(^^;
これは日を見て分解して、きちんと天板をひっくり返して作業したいです。