樟のダイニングテーブルの反り止め加工
ドリリウムは移転しました。
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ずいぶん前に制作したダイニングテーブル(樟のダイニングテーブル その13 - 完成 - ドリリウム)の反り止め加工が甘かったので、再度加工しました。
そもそも、このダイニングテーブルには反り止めがありません。
左右の足の固定部の穴を大きめにして、鬼目ナットを天板に埋め込み、ボルトで固定しています。穴が大きめですから、多少の木の動きには対応して反り止めの役割を果たしてくれていると思いますが、今回その穴を拡張して長穴にし、締め付けも緩めます。
当時は今に比べてなお知識がなく、穴を大きくしたのは穴あけ位置が鬼目ナットの位置とわずかにずれても対応できるようにするためで、しかも締め付けはしっかりと行っていました。
まず、今回長穴を作るにあたってこんなものを買ってみました。
横方向に切削できるドリル刃です。
試しましたが、結局使えず・・・。使い方が悪いのと、木も悪かったと思います。
足と天板の固定には欅の板を使っています。
ということで、既存の穴の両隣に同じ穴をあけて、鑿で整える方法に切り替えました。
こんな感じです。
やすりで整えて、軽く全体を磨きなおしてオイルを塗布しました。
今回、ふと思い立って油性ニスを塗布してみました。
特に脚の一番下(上の写真の上側)は、木口が左右むき出して湿度の変化に弱く、さらに脚の本体部分の反りによってひん曲げられますからちょっと心配です。実際に、写真ではわかりづらいですが、脚の本体の反りに合わせて脚の一番下も曲がっています。
ニスを塗ったことでどう変化するかはわかりませんが、天板に比べて手で触れるわけでもなく、なおかつ汚れなども付きやすい場所ですから悪い選択ではないと思います。