断食をやってみることにしました。おしゃれにいうとファスティング。
ちょっと前に、テレビで医師が常駐している断食施設を紹介していました。別にその施設には興味がないんだけど、やり方もなんとなくわかったし、面倒もないから、試してみることに(^o^) これまでは、断食と言えば酵素酵素いってて、水素水素いってる連中と同じと思っていたのですが、酵素はおいておいて断食自体は悪くないのかもしれません。その医師が常駐している施設でも、酵素なんて出していなかったし。ていうか、「酵素」ってふわっとしすぎていて全然ピンとこない(^^; 「酵素が体にいい」って言われても「空気が体にいい」って言われているくらいピンとこない。
さて、僕もおじさんへの道を順調に進んでおり、BMIを見るとやや肥満に少し食い込んでいる。これでやや肥満初期とは、BMIはずいぶん緩いなぁと思うが、体形が気になっているのは事実だし、やってみます。断食。
テレビを見ていた時はどうでも良いと思っていて、翌朝なんとなくやってみようと思い立ったので、あんまり具体的な手順を覚えていない。
うろ覚えのテレビの手順にとりあえず従い、3日かけて実行してみることにしました。
1日目 朝
まず、朝は軽く普通に食べる。
その番組では、断食は1日目昼から始まっていた(気がする)
朝食を食べた時点では、断食をするなんてまったく思っていなかったから仕方がない。
1日目 昼
何を食べようか悩んだ。
テレビでは、低脂肪乳とかまずそう(体に良さそう)なものにフルーツを少し混ぜていた。コンビニで悩むも、仕事の昼休みはそう多くない、豆乳にした。
後から調べると、豆乳という選択はあながち悪くなかったようだ。
しかし、これがまずい・・・。
こんなもの飲んだのは初めてだが、まずい。粉っぽいし、味がまったく調和していない。溶かし切れていない粉の入った水を飲んでいるみたい。乳というくらいだから、牛乳と何かを混ぜたものだと思っていたが、乳っぽい見た目の豆の汁ということのようだ。
でも、テレビによると、断食を進めることで同じものを食べてもとてもおいしく感じるようになるらしい。脳が糖に敏感になるとか。期待して仕事を終え、夜。
1日目 夜
帰宅後、買い物へでかける。
スーパーで普通の食料を買いつつ、豆乳を探す。色々味があるが、おいしそう(に見えた)無調整版の豆乳を選択。
翌日以降のために、ココア味とバナナ味も買ってみた。
帰宅後飲むが、これまたまずい。無調整の方がまずい。
空腹は最高の調味料ということを考えると、無調整は超まずいという結論になる。普通の方が幾分ましだ。そもそも何が無調整なのかわからない。まずさを無調整なのかもしれない。
夜は空腹感はあるが、何かどうしても食べたいという感じもない。なんというか、空腹により体に力が入らず、お腹は空いたが食べるために動きたくない、という感じ。思っていたのと違い、決してつらくはない。
2日目 朝
朝は目覚めが良くも悪くもなく、だるい。
だが、この時期ならいつものこと。あまり違いは感じない。空腹感もない。いや、お腹が空っぽな感じはあるが、平時の空腹感とは少し違う。朝で眠いせいもあり、特に食べたいとも思わない。
朝はココア味を飲んだ。
元のものよりはましだが、安いココアの粉を混ぜただけ、くらいの出来栄えだ。
おいしくはない。テレビだと、甘さを強く感じられるようになるはずなんだけど、もしかして糖を蓄えすぎてたかな?
2日目 昼
この日も普通に仕事。
お腹がさみしい感じはあるが、特に空腹感や辛さはない。
が、11時ころから空腹感。食べたいという欲求が不思議とないのに空腹感。いつものコンビニに豆乳がなく、同じあたりに置いてあるアーモンド効果とやらをゲット。
後で調べると、豆乳とは全く別物(^^;
いつもはコーヒーを飲んでいるが、断食を始めてからはティーパックを買って緑茶やほうじ茶に切り替えている。この味も飽きてくるので、飽きたら白湯だ。
お腹は空かないが、塩気がほしい。塩だけ舐めたい。ただ、昼食前はあった空腹感はさっぱり消え、午後はすっきり。あえていうなら、ちょっとやる気が減衰している感じ。
2日目 夜
ここから徐々に食事を戻していく。
なんだか呆気ないものだった。もっと長い断食もあるらしいが、個人でやるにはこれくらいにとどめて、定期的にやるのがいいかもしれない。これといって、生活に支障がでるわけでもなく、面倒もない。これを1週間か2週間に1度やってもいいかもしれない。
食べるのはおかゆ。茶碗半分くらい。
炊飯器で炊いたおかゆで、前日夜から水に浸してあるから、柔らかめだと思う。テレビでは、いくつか副菜がついていたが、忘れてしまったので豆腐ときゅうりの浅漬けを食べることにした。豆腐は3分の1丁に少しの薄口しょうゆ、きゅうりの浅漬けは3切れほど。
おかゆは、いたって普通だ。特においしいとも感じない。テレビでは、糖に敏感になると言っていたはずなんだけど・・・。むしろ、塩分に超敏感、というか塩がうまい。薄口しょうゆがうまいし、浅漬けがうまい。
食べ過ぎてはいけないので、控えめに終える。
3日目 朝
確か、テレビでは少しずつご飯が豪華になっていった気がするが、そこまで用意するのは手間だ。2日目の残りのおかゆを茶碗半分ほど。豆腐ときゅうりすら用意するのが面倒で、少々の塩こんぶで食べた。やっぱり塩はうまい。
3日目 昼
何も考えていなかった。
仕事だから、おかゆは用意できない。仕方がないので、コンビニでヨーグルトとスムージーを買ってきた。フルーツは糖が多すぎるし、ヨーグルトは無糖がなかった、インスタントの野菜スープは塩も糖も多そうだ。ちょっとここは準備を怠るべきではなかったなぁ。
この断食で、お昼は食べなくても午後は意外と大丈夫。むしろ朝抜きだと昼前きついということがわかった。もっと食べたいという欲求が、久々に出てくるが我慢。
3日目 夜
仕事を終えて帰ってくると、久々に普通の空腹感。
それでもそこまで強くない。なんだか、空腹感に強くなった気分だ。以前なら空腹に負けて食べていたところも、空腹を軽くいなせるようになって気分。
夜はまたもやおかゆ。
そして豆腐ときゅうり。で、テレビではお肉が入った煮物を食べていたはず、と思い出しありあわせの材料で作った。鶏もも肉とじゃがいも、にんじん。味付けは筑前煮な感じ。まあまあおいしかった。
全体を通して、普通。
全体を通して、なんか普通だった。
辛くもなければ、なんの感動もない。
久々の食事も、何の変哲もない味だった。
こんなので体にいいなら、食費と時間の節約になるから、毎週か隔週でやっても良いくらいだ。微々たるものだが節約にもなる。流石に準備を含めず全体で3日は短すぎたかもしれない。
体重は落ちるが、落ちて当然である。
この後、更に食事を戻していって、体重がどう戻るのか観察を続けていきたい。