【当て逃げ】歩いてたら自転車がぶつかってきたから警察に通報した話
ドリリウムは移転しました。
約5秒後に自動的にリダイレクトします。
2019年12月13日
自転車に轢き逃げされたのに警察に通報しました。
同じような被害に遭われた方に向けて、泣き寝入りする必要はないということを知らせるために私が実際に通報した体験をまとめたいと思います。
轢き逃げに遭う
朝、通勤路である駅の近くの遊歩道を歩いて駅へと向かっていました。
少し先に目を向けると、正面から歩行者たちを追い抜きながら、なかなかのスピードの自転車が走って来るのが見えました。
歩行者が余裕を持って2人並べる程度の遊歩道です。
遊歩道の左側をこちらへ向かってくる歩行者がいたため、私は右側を歩いていました。歩行者が左側から向かってくれば、私は右側を選ぶほかありません。
そのまま歩いていると、歩行者を追い抜いた自転車がそのまま突っ込んできます。
どうやら僕の方が避けてくれると思い込んでいるようです。
私は当たり屋では決してありませんが、歩道では歩行者が優先されます。自転車は原則として車道を走り、歩道を走る場合には何があろうと歩行者優先。本来は自転車を押して歩くべきです。
だからあえて避けなかったわけではありませんが、避けるには全力で生垣に飛び込む必要がある状態でした。そうして案の定、自転車が私にぶつかりました。
で、そこまでなら構いません。
大した怪我もありませんでした。
しかし、その時の相手の反応が良くありませんでした。
謝るどころか、批判的なトーンの短いヒステリックな悲鳴を上げ、止まることなく走り去っていきました。歩道を走行している時点で正常ではありませんが理解に苦しむ行動です。
これまで、同様のケースでも通報したことはありませんでした。
今回も、少し嫌な思いをしたけど「まぁいいや」と思っていました。
コートが破れていることに気が付く
その日のお昼。会社に着いて、ハンガーにかけていたコートを着てお昼ご飯にでかけようとすると、コートの腕の部分に破れがあることに気が付きました。
明らかに朝当てられた場所です。
ここで、あの批判的な悲鳴が思い返され、なんだかムカムカしてきます。
通報してみる
既に、事故から数時間経過しています。
110番というのもおかしな気がして、所轄の警察署に電話しました。
すると、懇切丁寧に話を聞いてくれまして、以下のような回答を頂けました。
- 自転車と歩行者がぶつかった場合には、交通事故として扱われる
- 警察に対応してもらう場合、現場に戻ってから110番通報する
- 本来は事故発生時に現場から通報するべき
つまり、今回は現場に戻ってから110番通報する流れになります。
110番通報し事情を説明すると、警察が来てそこで加害者の特徴などを説明することになるそうです。現場検証というのでしょうか。車で交通事故が発生した時と同様の流れですね。
被害に遭ったら迷わず通報!
通報後の細かな流れはここでは公開しないことにします。事故の程度や状況にも依るかもしれませんが、警察官に言われた通りに行動するまでです。
被害に遭った場合には、110番通報してOKです。
まずは通報し、以降の流れは警察官に聞かれたことに答え、事実を伝えるのみです。
もしその場で通報する時間がないとき
通勤途上で事故に遭った時、自転車にぶつかられたくらいで警察に通報して、出勤が遅れることを躊躇う方も多いでしょう。残念なことに、自転車事故を軽く見る人が多いことは事実です。
その場合には、焦らずに以下の3点を記憶あるいは記録しましょう。
- 加害者の特徴:年齢や性別、自転車の色や種類、その他外見的特徴など
- 時間と場所:何時何分にどこで事故が発生したか説明できるようにしましょう
- 事故発生時の状況:自転車がどのようにぶつかってきたのか、また加害者の事故発生前後の行動など
そうして、時間に余裕があるときに現場に戻って110番通報してください。
近隣の警察署から、あるいはパトロール中の警察官が来てくれます。
自転車の危険性をよく知ろう
自転車は危険な乗り物です。
小さな子供からお年寄りまで気軽に乗ることができる一方で、その実20kgほどの鉄の塊です。ママチャリであっても、20km/h程度は軽く出すことができます。最近増えた電動アシスト自転車ではそれ以上の速度を、強力な加速力をもって出すことができます。
実際に死亡事故が発生していることからも、自転車が危険な乗り物であることは明白です。
しかし、先述の通り自転車事故を軽く見る人が多いのが現状です。
その結果として、これほどまでに自転車の危険性が指摘されていながらも、未だにルールを守らずに自転車に乗る人が多く、事故も頻発しています。十分に点検・整備が行き届いていない自転車が走行していることもよく見かけます。事故が発生しても、自転車事故が軽く見られているが故に、通報されることもありません。この悪循環により、自転車事故は減る様子を見せません。
おそらくこの記事に辿り着いた方は、自転車事故に遭われ、警察へ通報しようか迷われている方でしょう。是非より安全な交通のためにも、その事故を放っておかずに通報してください。
▼交通事故の弁護士相談ならこちら