ドリリウム

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【知識ゼロから始める家具作り#2】家具作りの基礎の基礎「木材」を学ぶ

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このブログの開設のキッカケであり、第一目標であるドレッサー(化粧台)製作の様子をお送りします。

2016年11月末に開始し、ドレッサーを送る妻の誕生日である翌6月を目標に製作を進めます。DIYや家具作りに関する知識が全くのゼロの私が、果たして約半年でドレッサーを作り上げることが出来るのか!?間に合うのか?使い物になるのか?見苦しくないように仕上がるのか?不安しかありません。

ドリルを手に入れただけの知識ゼロの私が、ドレッサーと言う大物を作り上げるまでの様子を知識ゼロから始める家具作りシリーズとしてまとめています。

リンクをクリックすると一覧で記事をチェックできます。

前回の記事で、図面が必要であることがわかりました。

早速図面を書いてみていますが、意外と難しいです。子供の落書きのようになってしまいます。とりあえず子供の落書きでも必要な木材の寸法はわかります。今回は別のことを調べてみました。

家具作りに使う「木材」についてです。

木材のサイズには規格があるみたい

さて、子供の落書きのような図面を片手に、早速ホームセンターへ向かってみました。

しかし、木材には規格があるようで、私が思い描いていたサイズとは全く合いません。いや、上等な素材であれば合うわけですが、お手軽(安い)な木材に済ませようとすると合いません。

 

私は、木材の厚みを計算しやすいようにすべて10mm、20mm、30mmなどと10mm刻みで考えていました。しかし、実際には9mm、12mm、15mm、18mm、21mmと寸刻みになっているようです。 

もちろんこれは木材の種類によって異なり、お店によっては扱っていないサイズもあります。しかし、おしなべて安価な素材では選択肢は多くないようです。

木材の種類

調べていくと木材は大きく分けて、

  • 無垢材

  • 集成材

  • 荒材

  • 合板

の4つに分類されることがわかりました。

 

もちろん値段は上に行くほど高いです。

無垢材は、一大決心が必要な値段になります。

通常であれば集成材で十分そうですね。見た目も悪くないし、十分に自然な風合いを感じることができます。

DIYでは、目につく部分に集成材を使い、目立たない場所にうまいこと合板や荒材を使っていくのが良さそうだということがわかりました。

無垢材

出典:マルトクショップ 

無垢材は、木から切り出したそのものの木材です。

高級家具やインテリアに使用され、高額です。木の風合いが最も色濃く出る一方で、木のデメリットである反りや割れが発生することも多いそうです。プロはこの反りや割れをうまいこと処理するそうですが、素人が安易に使うと痛い目に遭いそうです。

私とはしばらく縁がないかもしれません。

集成材

出典:オカモク楽天市場店

無垢材と比べればずっと安いですが、合板と比べるとやや高額です。

小さな無垢材を接着剤などで張り合わせて1枚の板や棒にしたもので、接着剤で張り合わせた継ぎ目がよく見るとわかります。

木の種類によって寸法は様々ですが、5mm刻みのものもあれば3mm刻み(寸刻み)のものもあります。販売店によって異なるのかもしれません。

ツーバイ材とワンバイ材(SPF)

 

出典:オカモク楽天市場店

集成材の中でも、よりDIY用に普及している「ツーバイ材」や「ワンバイ材」という集成材もあります。「SPF」とも呼ばれます。これは海外のインチ規格が基になっており、寸法はmmに直すとちょっと中途半端です。強度もあり反りは少なく価格も安いと良いところが多いですが、見た目は味気なく実用品であれば良いですがインテリアとしてはちょっと微妙そうですね。

2x4(ツーバイフォーと読む)や1x6(ワンバイシックスと読む)などのように表記されていて、「2x」で始まるのが「ツーバイ材」、「1x」で始まるのが「ワンバイ材」です。

▼一覧にしてみました。

規格 読み 厚さ
1x2 ワンバイツー 19mm 38mm
1x3 ワンバイスリー 19mm 63mm
1x4 ワンバイフォー 19mm 89mm
1x6 ワンバイシックス 19mm 140mm
1x8 ワンバイエイト 19mm 184mm
1x10 ワンバイテン 19mm 235mm
1x12 ワンバイトゥエルブ 19mm 280mm
2x2 ツーバイツー 19mm 38mm
2x3 ツーバイスリー 19mm 63mm
2x4 ツーバイフォー 19mm 89mm
2x6 ツーバイシックス 19mm 140mm
2x8 ツーバイエイト 19mm 184mm
2x10 ツーバイテン 19mm 235mm
2x12 ツーバイトゥエルブ 19mm 280mm

 

長さはフィート刻みで、以下のような長さで売られていることが多いです。

3フィート 910mm
4フィート 1200mm
6フィート 1830mm
8フィート 2440mm
10フィート 3050mm
12フィート 3650mm

ホームセンターなどではフィートが「F」と略されていることもあります。

 

ツーバイ材のなかでも特に普及しているのが2x4です。

2x4専用の金具や工具なども販売されていて、かなり使い勝手は良さそうです。

荒材

出典:オカモク楽天市場店

無垢材の一種です。

木材のなかでも特に流通量が多く安価な種類の木を切り出してそのままに売っているのが荒材です。「荒」という言葉からわかる通り、荒く切り分けられているだけですから、ささくれ立っていたり、欠けや反りが多いです。

建材として見えない部分に使われることが多いようです。

大抵は束で売られており、ホームセンターなどでは1本ずつ購入することができる場合もあります。 

集成材より安価ですが、目に見える場所や触れる場所に使う場合には丁寧にやすりやかんなで仕上げが必要になりそうです。

合板

出典:オカモク楽天市場店

安価で、使うことが多そうな合板です。

木を貼り合わせたり接着剤で固めて作られています。集成材の一種と言えるのかもしれません。厚さは2.5mm/4mm/5.5mm/9mm/12mm/15mm/18mm/21mmなどがあるようです。サイズは910mm×1820mmが基本となっており、これを半分に切り分けた910mm×910mmや、3分の1に切り分けた910mm×600mmなどがよく販売されています。

 

よく見かける合板は以下のようなものがあります。

  • ラワン合板
  • シナ合板
  • 針葉樹合板
  • OSB
  • MDF

ラワン合板は、最も一般的な合板です。

出典:オカモク楽天市場店

よくベニヤ板などと呼ばれるものはこのラワン合板でしょう。合板のなかでも安価です。表面はざらざらしていて、目に見える場所や触れる場所に使うには向いていません。

 

シナ合板もほとんど同じものですが、ラワン合板より表面がツヤツヤしていて綺麗です。

出典:オカモク楽天市場店

ラワン合板より高いけど、目に見える場所や触れる場所にも使える綺麗な合板です。

 

針葉樹合板は、構造用合板の一種で重く頑丈です。

出典:オカモク楽天市場店

表面は独特の模様があるため、あえてこの模様を活かしてインテリアに使われることもあります。

 

OSBは、針葉樹合板と同様構造用合板の一種で重く頑丈です。

 

出典:オカモク楽天市場店

また、見た目は小さな木片を固めているため独特で、あえてこの見た目を活かして使われることもあります。個人的には作業場感があって好きです。

 

MDFは、非常に細かく粉砕した木を固めたもので、軽くて柔らかいのが特徴です。

 

出典:オカモク楽天市場店

のこぎりやカッターで簡単に切ることもできます。水に弱いという弱点があるそうです。 

まとめ

木材は多種多様で、それぞれ手に入る厚みや寸法がある程度決まっています。

前回の記事で図面を書こうと意気込んでいましたが、図面を書く前に知っておくこと・決めておくことがたくさんあります。

図面を書くためには以下の4ステップが必要だということがわかりました。

  1. 作りたいものの構造を決める
  2. 構造にあった木材を選ぶ
  3. 木材よって異なる寸法を調べる
  4. 図面を書く

価格や特性を加味して選ぶ必要があり、素人には難しいものです。

まずは小さな水槽台を作るという考えは正しかったようです。

 

▼こちらへ続く

 

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