年末の12月31日までの3日間。連続で釣りに行ってきました。
11月は春野漁港脇のサーフへ通い詰めでしたが、どうにもこのサーフで工事が始まったようで立ち入りができません。そのためちょっと場所を変えて、以前よく行っていた長浜突堤付近のサーフを再度研究するために行ってきました。
1日目で手ごたえがあり、それが尾を引いて3日連続で釣りに行ってしまいました。
今回は以下の記事でも紹介した桂浜から続く14号線沿いの海岸がポイントです。
桂浜から仁淀川河口へ続く釣り場。突堤の名前とヘッドランド化。 - ドリリウム
最近はYoutubeでPalmsさんの動画を中心としてサーフの見方を勉強していますが、このサーフは遠浅で水深の変化が少ないです。(多分)よくある水面や波の様子で水深や海底の様子を見極める方法で行くと、ほとんど水深の変化が見られないことがわかります。
▼そんななかで今回ポイントとして選んだのがここ。
花街道公衆トイレの正面あたり、長浜第3突堤付近です。
衛星写真でアップするとこんな様子です。観光客用の海辺の駐車場があるあたりです。
この突堤は見ての通りテトラに覆われているせいで、釣り人が少ないです。
変化が少ないここら辺一帯のサーフで場所を選ぶ際に、私の少ない経験では「人が少ない場所を選ぶ」くらいしか思いつきませんでした。日頃から釣り人が通うような場所は多少すれているかもしれないと思ったわけです。
タックルは3日とも変わらずいつものこれらです。
タックル
バイクで釣りに行くために買った5本継ぎのパックロッド。レビュー記事はこちら。ショアジギングもバッチリの優れもの。
お気に入りのフリームスに700円のEVA製ノブを装着。装着時の記事はこちら。
お気に入りのライン。8本撚りにしては安いしカラーパターンが見やすい。
初日(28日)
初日、28日は真昼間に入りました。快晴です。
潮は中潮の最終日、明日から小潮です。
ジグを中心に投げながら、キャストを続けます。
とにかく風の強い日でしたが、気温は比較的暖かく先日買ったワークマンのイージスを着ると汗ばむほどです。
ジグは一時期アブガルシアのショアスキッドジグばかり使っていましたが、Amazonで値上げされてしまってこちらの格安ジグに戻りました。色々使ってきて、最終的に25gと40gの2つの重さを使うようになりました。
こっちは40g。格安ジグもピンキリなのですが、これらのオルルド釣具のジグはきちんと後方重心になっていて、綺麗に飛んでいきます。格安ジグのなかでは一番綺麗に遠くまで飛んでいくジグだと思います。
こっちのスロー系ジグも試しましたが、これはイマイチ。くるくる飛んでいくことが多いです。オルルド釣具もその他の格安ジグも仕入元は似たようなものだと思いますから、どこのブランドを選べば正解と言うのはなさそうです。
さて、今回のポイントは先述の通り遠浅です。
フォール時間で水深がわかるほどうまくないのですが、中層と言う選択肢がない程度の浅さです。
そこをストップ&ゴーやテンポの遅いスロー系の動き、リフト&フォールで探ったり、ジャークやテンポの遅いしゃくりで表層を探ったりしますが反応はありません。
遠くでは鳥山も見え、魚がばしゃばしゃと派手に飛び交っています。ラインにあたる感触はたまにあっても、フッキングすることはありません。流石に日が暮れだすと寒くなってしまい撤退しました。
ワークマン・イージスのお陰で体は暖かいのですが、手足が寒い点は何か対策が必要に感じました。
2日目(29日)
昨日の派手な海の様子から期待感が高まり、2日連続してきてしまいました。
ポイントは全く同じです。時間も同じく2時ころに入りました。テトラで覆われた突堤の周りを中心に歩き回ります。
今日は風が弱まったため、ミノーやスピンテール、ワームなどジグ以外のルアーも試していきます。
風も弱いため突堤からも投げてみます。
テトラに乗るのは苦手なので、足場の良い場所に這うようにして情けない姿でちょっとだけ入っただけです。
すると、エソ地帯があるようで、投げれば投げただけエソが釣れます。テトラのうえで姿勢も悪く、碌に飛ばせていないですから多分この辺です。
メタルジグだろうとなんだろうと当たってきます。
サイズは10cm~20cm程度の小型のものばかりですが、海底中エソで埋め尽くされているんじゃないかというくらい釣れます。
流石に小さすぎるし釣りにならないので投げる方向を変えていくとヒット!!
最初は根掛かりかと思いました。最近全く大きな魚に無縁だったので、根掛かりと勘違いしてしまいました。しかし、ぐんぐんと言う引きがあり魚だと確信。
周りには沈んでいるテトラもあるため多少強引に引いてくると、立派なサイズのヒラメです!
当然大きな魚が釣れるとは思っていないし、基本はサーフからの釣りですからタモがありません。ダメ元でラインをもって抜き上げると、なんとかラインがもってくれました。
しかし・・・・
初めて立派なサイズのヒラメが釣れたのに感動してる間に一跳ねで海に帰ってしまった…写真すら撮れず、また妻に馬鹿にされる😇 pic.twitter.com/mdcfzKYNkE
— カタミチ (@katamichi2h) 2018年12月29日
ヒラメを釣り上げ、テトラに乗せるとビチビチ跳ねまわることもなく落ち着いてくれました。ルアーを外し、安心して感動に打ち震えていると、ヒラメがピチっと一跳ね。綺麗に海へ帰っていきました。
不慣れで足場の悪い場所だったため、柔軟に対応できませんでした。
釣れると思って釣りに行っていないので、タモもフィッシュグリップもありませんでした。せめて釣れたらすぐに堤防に戻るべきでした。後悔しかありません。
今までヒラメは手のひらサイズの子供しか釣ったことがなく、初のまともなヒラメでした。厚みもあって、釣り上げた瞬間「おいしそう」と思ってしまったほどです・・・。サイズは目測ですが40cmちょいのマゴチよりやや大きく、60cmのサワラよりは小さかったので、50cm弱だったと思います。
ルアーはオルルド釣具のスピンテールです。この日は快晴で海は穏やか、透明度も高かったためカタクチカラーというのでしょうか。銀色で背中が黒いカラーを使っていました。ボトムをストップ&ゴーです。こちらのスピンテールはちょっとトラブルが多いのでブレードがあるお尻のフックは外し、お腹のフックは一回り大きい良いものに交換していました。
時間は15時半ころですから、干潮まであと1時間という下げている間の時間帯でした。
こうして書いている今でも、ヒラメが海に帰っていく姿が 目に焼き付いて離れません。
意気消沈して撤退。
3日目(30日)
あまりにもショックが大きすぎて早朝に目が覚めました。
ちょっと早く来すぎたみたいです。確か6時前だったと思うのですが、真っ暗です。
潮は昨日に続いて小潮です。
昨日より潮の動きは少ないですが、干潮からの上げ始めでかつ朝マズメですからちょっと期待が持てます。
何せ真っ暗なので、冒頭で紹介したグローとオレンジのゼブラカラーのワイドなジグでゆっくり探ってみます。
明るくて海が穏やかで風がなくても怖くて乗らないテトラに、暗い時間にはなおのこと乗りません。
そうこうしていると、手前でヒット!
意外と元気よく引いたやつの正体は、フグでした。ちゃんと咥えていました。フグもジグにかかってくるもんなんですね。
そうこうしているとだんだん明るくなってきて・・・・
ロッドの先っぽがルアーごとぶっ飛んで朝まずめを待たずに帰還😇 pic.twitter.com/88l5jX8JAA
— カタミチ (@katamichi2h) 2018年12月29日
こんなことになりました。
大絶賛していたアブガルシアのお手頃パックロッド、クロスフィールドです。以下の記事でレビューしましたが、絶賛しています。
【レビュー】超いいぞ!アブガルシア クロスフィールド XRFS-935M-MB - パックロッドを持ってバイクで釣りに行こう! - ドリリウム
実際に使っていてもとても良いロッドです。2ピースのシマノ・ムーンショットも使っていますが、遜色ありません。アジング・メバリング用に柔らかい734Lも買おうかと考えているほどです。
ただ、私の使っているクロスフィールド・935Mは5本継ぎのうち上から2番目の継ぎ目が抜けやすい問題がありました。いわゆるハズレだっただけだと思うのですが、基本的にラインの先にはルアーがありますから、先端が吹っ飛んでも回収してつなぎ直せば良いだけでした。ほかの点で全く不満のないロッドだったため、あまり気にせず使っていました。
しかし、今回はルアーごと吹っ飛んでしまったわけです。
なんとか回収できないかと格闘しましたが、どうにも沈んでしまったようです。キャスティング時にラインがガイドに絡まってしまったのかとも思ったのですが、回収したラインにはリーダーが残っており、そうではないようです。
偶然、ルアーが外れたのと同時にロッドも抜けたのでしょうか・・・?
ルアーはリーダーと直結しており、ダブルクリンチノットで結んでいます。ここから切れたり緩んだり外れた経験はありません。
落ち込みつつ撤退。
番外
その後ダメ元でAmazonに問い合わせてみました。
すると、当初から同じ場所が緩みやすかったということで特例により新品交換していただけることになりました。素直に話して良かったです。
まだ新品は使用していませんが、この2番目が抜けやすい問題が製品仕様なのか個体差だったのか意識して使用していきたいと思います。
また、新品が届くまでの間は穴釣りをしてみました。
場所はこの3日間と同じく長浜突堤のテトラです。
使うのは去年自作した穴釣りロッドです。
餌はスーパーで買ったサバの切り身を細かくして塩漬けしたものです。
特に写真は撮っていませんが、よく釣れます。しかし、10cm前後の個体ばかりで持ち帰ることができるサイズは釣れません。先述の通りテトラに怖くて乗れないので、堤防とテトラの間を狙っているのが悪いのかもしれません。外側のテトラにはもっと大きな個体がいる傾向があるようなので、テトラに乗るか、諦めてもうちょっと待ちたいと思います。確か去年の1~2月ころは堤防とテトラの間でも持ち帰ることができる個体が釣れた記憶があります。