2019年5月12日加筆修正
先日、GEX スリムフィルターLを改造しました。
GEX スリムフィルターLは細長い特徴的な形状をしており、これを活かして底面給水タイプの改造を施しました。
これを実際に稼働させたところ素晴らしい性能だったので紹介します。
GEX スリムフィルターLについて(再)
GEX スリムフィルターLは、その名の通りスリムな外掛けフィルターです。見た目が悪いのが当たり前の外掛けフィルターのなかで、群を抜いて見た目が良いです。
サイズはSからLの三種類で、スリムマットというGEX純正のカートリッジ式フィルターを使用します。このスリムマットは、活性炭タイプやバクテリアタイプなどがありますが、基本的には2週間程度での交換が推奨されており、生物濾過の観点ではお世辞にも良いとは言えません。
また、多くの外掛けフィルターに見られるように、そのままろ材を入れると、全体にムラなく水が回らず、ただ浸かっているだけの場所や、やたらゴミが溜まる場所などが出来てしまいます。ろ材を詰めるのであれば、改造が望ましいです。
外掛けフィルターにしては良い見た目と、Lサイズであれば1リットルを超える濾過槽容量は魅力的です。GEXの底面フィルターとも簡単に連結できます。
詳しくはこちらでレビューしています → レビュー:「GEX スリムフィルターL」をサブフィルターとして導入しました。
定番の騒音問題への対処はこちら → GEX スリムフィルターLの初期不良?騒音について
改造結果
内径10mmのホースを30cmほど使って改造しました。
ホームセンターの切り売りで50円もあれば購入可能です。
見栄えは悪いですが、GEX スリムフィルターLの吸水パイプにホースを差し込み、ホースを濾過槽底面に這わせます。
そしてホースの上側に数カ所穴を開ければ完成です。
GEX スリムフィルターLは見ての通り細長い形状のため、こうすることで全体にまんべんなく水を流してやることができます。
水は濾過槽内のろ材やウールを通過して、排水されます。
改造の詳細はこちら → GEX スリムフィルターLを50円で改造
本当は左下の折れている部分にL字パイプを使いたかったのですが、近所のホームセンターにあるL字パイプは太すぎて収まりませんでした。
稼働した結果
これを以下の記事で立ち上げた水槽に設置しました。
底面フィルターを使用するため、新しい砂利を使ったところ濁ってしまったメイン水槽およびシュリンプ水槽です。
▼メイン水槽
▼シュリンプ水槽
まずは、水質に敏感そうなエビを飼育しており、かつメイン水槽のように外部フィルターも備わっていないシュリンプ水槽に改造したGEX スリムフィルターLを設置しました。
※改造時の想定ではリングろ材を入れる予定でしたが、今回は濁り取りが目的なので、濾過槽にウールと活性炭を詰めています。
▼底面フィルターで丸1日おいても濁りが取れなかった水槽が、翌朝には。
続いて気を良くし、メイン水槽に設置します。
メイン水槽は外部フィルターと底面フィルターで丸3日以上経過していますが、濁りが取れません。おそらくろかジャリから待った粒子が小さすぎるのか、あるいは別の原因か・・・。
とにかく改造したGEX スリムフィルターLを設置してみます。
▼約1日半でこの通り。
改造したGEX スリムフィルターLには、ウールと活性炭、引っ越しの時生体と一緒に持ってきたスポンジフィルターの切れ端が入れました。
暫定なので見苦しいです。
底面に4カ所ある水の出口の周りのウールが汚れているのが見て取れます。
豊富な流量と作り出す流れのお陰で効率的に汚れを除去することができたんだと思います。
今回は濁りとりのサブフィルターとして使用しましたが、いずれ本格的に使用してみたいです。