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【木の家具の手入れ】オイルを塗ったらべたべた、その解消法は?

数日後に控えた引っ越しを前に、一年弱使用した、樟の一枚板で作ったダイニングテーブルをメンテナンスしました。具体的には、一度表面をやすりがけして、オイル塗装しました。

そこでわかっていたのにやってしまった、オイル塗装初心者がやりがちな失敗をしてしまったので紹介します。

乾いたらベタベタ!オイル塗装でありがちな失敗

オイル塗装をする時にやってしまいがちな失敗です。オイルを塗布した後の処置が悪いと、乾燥後にベタベタが残ってしまいます

その原因がわかれば、対処法は簡単です。

その原因とは、オイルの拭き取りが不十分であることです。

オイル塗装でベタベタになる原因

細かく解説していきます。

家具や木工品に塗布するオイルは、一般的な食用油とは違い、乾燥して固まる性質があります。例えばプロも使用する、オイルの定番「アルドボス」です。

リボス 自然健康塗料 アルドボス(木部用塗料) クリア 0.75L

こちらは僕が使っているアルドボスの缶の蓋の様子です。

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缶の蓋の縁に、黄色く固形化したものがあることがわかると思います。これがまさに、固形化したオイルです。

管理が悪いと、缶の中の液体中にも固形物が見られるようになります。

 

こうしたオイルは、車の塗装やニス塗装と違い、被膜を作りません。オイルが木に浸透して、木の性質を変化させます。

つまり、木に浸透しない余分なオイルがあると、固形化してベタベタしてしまうのです。固形化したオイルの被膜が出来ていると言い換えることもできます。

ベタベタさせないオイル塗装の3つのポイント

ベタベタさせない方法は簡単です。

木が吸い取りきれるだけのオイルを塗布すれば良いのです。

しかし、これが非常に難しいのです。

なぜなら、木がどれだけのオイルを吸い取ることができるか、前もって知ることが出来ないからです。また、一枚の板であっても、部位によって吸う量にムラがあります。

 

これを解消するために、多くのオイルの使用説明では、オイルを塗布して10分から20分後に余分なオイルを拭き取るように書かれています。

しかし、この通りに拭き取れば良いというわけでもないのです。

ポイント1:風は厳禁!空調や扇風機を切り、窓を開けない

オイル塗装時の換気は必ず行うべきです。しかし、一方で風はないことが望ましいです。

ゴミが塗布面に付着する可能性が高まることもありますが、何より風が当たるとオイルが木に吸い込まれる前に、木の表面でオイルが固形化してしまうことがあるのです。

ポイント2:拭き取りまでの時間を見極める

オイルを塗布した後、説明に従って10分や20分後に拭き取ると、木の状態や気温、風の有無によってはオイルが固形化してしまうことがあるのです。拭き取りのタイミングは早すぎるくらいで良いです。特に全く塗装されていない木では、オイルの吸い取り量が多いですから、オイル塗布後に木の表面をよく見ていると、オイルでテカテカと光っている部分とオイルを吸い取って艶のない部分があります。また、二度目の塗装やメンテナンスによる塗装では、全体的に吸いが悪く、いつまで経っても木の表面にオイルが残ってしまいます。木の表面にいつまでもオイルが残っていると、オイルの固形化を招きます。

つまり、オイルの塗布後は木の表面を角度を変えつつよーく見て、一部でも艶のひけた部分があれば、もう拭き取って構いません。失敗が恐ければ、塗布から5分も経てば十分です。2〜3分でも良いです。二度目以降の塗布であれば、ギリギリまでオイルを吸わせる努力をしても構いませんが、2〜3分で拭き取って構わないでしょう。乾燥後に不足を感じれば再度塗布すれば良いのです。

商売でやっているのであれば、少ない塗布回数で、できるだけ多くのオイルを吸わせる必要がありますが、DIYであれば、ギリギリまで待つ必要はないのです。

ポイント3:拭き取りはしっかりと!

拭き取りはしっかりと行います。

拭き取りには吸水性がよく、糸くずなどが出ないウエスが望ましいです。何度も使う面を変え、表面を拭き取っても拭き取りに使ったウエスにオイルが全くつかないよう、厳重に拭き取る必要があります。

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ベタベタになってしまった時の対処法

ベタベタになってしまった場合、木の表面に固形化した油が膜を張っているような状態です。目に見えない、ガンコな油汚れがあると思ってください。つまり、対策も油汚れと同じです。試したことはないですが、ガスコンロの油汚れ用の洗剤でもいけるかもしれません。

対処法1:シンナーなどの溶剤を使用する

定番の対策です。

主に、オイルを塗布した後にハケを洗うために使う溶剤を使って木の表面を拭き取る方法です。固形化したオイルを溶かして拭き取ってしまうわけです。表面のオイルを拭き取れれば良いわけですから、溶剤なしでゴシゴシこすり続けても理屈の上では解消できるはずです。

カンペハピオ ハケ洗い液 1L

 

対処法2:塗膜を作る塗装をする

無理矢理な対策ですが、これも可能です。

今回は、結果的にこの対策がうまくいきました。僕は家具の仕上げにリボス社のアルドボスクノスを使用しています。

Livos ウッドオイル(3分艶クリア) クノス 0.75L

クノスは仕上げ用のオイルです。アルドボスだけで仕上げても構いませんが、クノスを上塗りすることで、アルドボス単体に比べて高い撥水性とその強度、そして僅かな艶を与えてくれます。クノスは厳密には塗膜を作るわけではなく、木の呼吸を妨げません。

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しかし、ベタベタした表面を出来るだけ入念に拭き取ってからクノスを塗布したところ、サラサラとした手触りと暖かい木の質感が帰ってきました。今後どのように変化していくか見守りたいですが、こんな対策もDIYなら可能です。