タイヤの空気圧を定期的に、意識的に調整する人はなかなかいないと思います。車好きな人でもそこまで気にかけている人は多くない印象です。
大抵の人は車検やディーラーの行う点検のついでや、タイヤ交換のついでに空気圧を点検・調整してもらっていて、それを意識することはありません。
しかし、空気圧調整とはとても大切なもので、燃費が下がったりタイヤが摩耗するのは別にどうでも良いわけですが、高速走行時にバースト(タイヤがパンクする)恐れがあり、高速走行時のバーストは車が制御不能になることもありますから大変危険です。
また、僕の場合には空気圧の変化で乗り味も変化することから、ここの調整が楽しみの一つでもあります。
通常は空気圧を調整するといえばショップやガソリンスタンドで調整することになりますが、月に1度、あるいは2度は気になって調整する僕としてはこれでは少し不便です。特に空気圧はタイヤの温度や外気温によっても変化しますから、計測したいときに計測して、調整したいときに調整したいわけです。
そこで必要になるのが空気圧を計測するエアゲージと空気圧を調整する空気入れになるわけです。エアゲージは安物では精度が問題になりますから、例えばブリジストンのエアゲージを買っておけば間違いありません。
しかし、1万円以上と高額ですから、プロのカーショップでもないとここまでは不要かもしれません。
僕が行くショップではこのエアゲージを使用しているのですが、大変使いやすいです。バルブにセットする口の作りが素晴らしい。パチモンでもいいから同じ口の形状の安物を探したことがありますが、見つかりませんでした。
僕はというと、このエーモンの500円の安物エアゲージを使っています。
なぜならば手持ちのエアゲージでは目安さえわかれば良いわけです。
ディーラーやショップで計測してもらった空気圧と、このエアゲージで計測した空気圧を比べると、きれいに10低い値が計測できることがわかりますから、これをもとに調整するわけです。
計測するたびに値が変わるようなひどい精度のものでは話は変わりますが、この500円のエアゲージですらそれはありません。ガソリンスタンドの空気入れでは空気圧の値を設定できるわけですが、精度の狂いが大変に大きく、平気で20や30はずれてきます。
その場でエアゲージを使いながら、適切な値に調整する必要があります。
続いて空気入れです。
過去に足でペダルを押すタイプの空気入れを使っていたのですが、かなり時間と労力がかかることから使わなくなり、ガソリンスタンドの空気入れを使っていました。
しかし、冒頭で述べたように好きなときに調整したいという思いから、こちらのエアーコンプレッサーを購入しました。
2500円と安いです。
LEDライトがおまけていどについていて、電源はシガーソケットです。
最も気になるのは耐久性です。
安物ですから耐久性は望めないとは思うのですが、そんなにすぐに壊れてもらっても困ります。手のひらサイズプラスアルファのコンプレッサーですから、あまり強くはなさそうですが、例えば月に1~2回使って3年くらいもってくれれば上出来ではないかと思います。
実物はこちら。
冒頭で述べたように、さして車に興味がない人は空気圧をすすんで調整することはありませんから、必死に燃費の改善をアピールしています。悲しいですね。
エアホースは60cm、電源コードは3mです。
大抵の車なら、ぎりぎり届くといった長さでしょうか。
サイズ感はこんな感じ。
大きく広げた手のひらに収まるくらいです。
で、早速使ってみますと・・・。
うるさい!!
これはなかなかのやかましさです。周りから振り向かれる程度にはうるさいです。駐車場で使えばまず問題ないと思いますが、隣接する木造住宅なんかがあると音は若干は通ると思います。
空気の注入は5秒で1目盛り(10kpa)くらいすすむ感じです。
こちらは予想よりちょっと早いです。
なお、Meltec ML-260 エアーコンプレッサーの表示で270kpaとなっていますが、エーモン エアゲージで計測すると250kpaと240kpaの真ん中くらいになります。我が家のエーモン エアゲージはショップのブリジストンのエアゲージに比較して10kpa低い数値が出ますから、実際の空気圧は255kpaほどということになります。
Meltec ML-260 エアーコンプレッサーで注入した空気圧 - 15kpaが正しい空気圧となることがわかりました。
ただ、これは我が家の個体の話ですので、おそらく製品ごとにわずかにことなると思います。また、ブリジストンのエアゲージが絶対である保証もないので、みなさん信頼されるショップの計測値を正として扱われることをおすすめします。
今後、定期的に使い続けて果たしてどれくらい持つのか検証していきたいです。