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分岐水栓(CB-SXH7)の取り付け 固着したカバーナットの外し方

2017.10.29加筆修正

 

食器洗い乾燥機の設置のため、分岐水栓を取り付けました。

分岐水栓の取り付けを自身で行う場合には、色々と厄介なポイントも多いらしく、ネット上で検索しても困っている方が散見されます。今回は特に問題となる「カバーナットの固着」を乗り越えてなんとか分岐水栓の取り付けを完了しましたので、手順と解決方法を紹介いたします。

まず、我が家のキッチンの水栓はINAX SF-C420SXです。

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割とよく見かけるタイプのシングルレバー式の水栓で、ネットで調べている限りは固着していると取り外しが厄介のようで、皆さん苦労しています。

 

そして、交換するのはパナソニック CB-SXH7という分岐水栓です。

 

パナソニック製の、食器洗い乾燥機用の分岐水栓となります。メーカーや用途はあまり関係ありませんが、こちらが結局一番手ごろでしたので選択しました。

通常は、手で回せる程度のトルクで締め付けてあるようです。つまり固着していない限りは交換に手間取ることはほとんどないわけですが、固着してしまっていると大変です。なお、前述の通り弱いトルクで締め付けられているため、手で回せなければ固着と考えてよさそうです。道具がなかったり、DIYに不安があれば、その時点で業者に依頼するのが良いかもしれません。

必要な道具

レンチ

まずはレンチが必ず必要になります。

水栓は大きな「カバーナット」あるいは「固定ナット」などと呼ばれるナットで固定されており、この直径が40mm前後(水栓によります)ありますから、モンキーレンチであれば40mm以上の口が開く必要があります。

ホームセンターなどで市販されているモンキーレンチは大きくても36mmくらいの口開きですが、これでは足りません。

 

例えばモンキーレンチのなかで安価なものだと以下のような商品があります。

 トップ ワイドモンキレンチ HY-42

 

これは46mmまで口が開きますから、水栓交換に利用できます。モンキーレンチも意外と高額ですが、水栓を自身で交換する人は工事費用を節約するために自身で交換する人が多いはずです。また、40mm以上のナットを外す機会など、普通の人にはまずありません。あるとしてもモンキーレンチは使わないことが多いでしょう。

つまり、安物を選んでおいてもかまわないと思います。

 

また、モーターレンチと呼ばれるレンチもあります。

 スーパー モーターレンチ MF230

 

見ての通り、モンキーレンチとは異なる形状をしておりますが、モンキーレンチのように口の開き幅を調整できます。形状からわかる通り、モンキーレンチより大きく口が開きます。こちらの商品で60mmのナットまで対応できます。

価格も1000円少々とお手頃で、私はこちらを購入しました。

 

なお、レンチの代わりに大きなプライヤーを使うという手もありますが、もし固着していた場合には力不足ですし、価格も上記モーターレンチより高額なことが多いため詳解は省略します。

 

ドライバー

一般的なプラスドライバーとマイナスドライバーがあればOKです。

もしご家庭にドライバーがないのであれば、将来的に使う機会も間々あるかと思いますので、以下のように場所を取らず1本でプラス・マイナスに対応できるドライバーをおすすめします。

 ベッセルドライバーセット No.220W-3

 

ベッセル」というメーカーの道具は手に入りやすい価格で広く流通しており、しっかりした道具を作るメーカーです。

水栓ドライバー

水栓ドライバーは、分岐水栓の交換前に止水栓を締める時に使う道具です。マイナスドライバーや10円玉なんかで代替できますが、ここも固着の可能性があります。

 SK11 水栓ドライバー

 

万が一固着していた場合には、マイナスドライバーや10円玉ではうまく力がかからず、止水栓が締めることができません。

 

固着していた場合に必要な道具

固着時の道具の使い方は後程紹介します。

似たような道具の手持ちがあれば代替も可能ですから、固着していた場合には参考にしてください。

クランプ

100mm程度の口の大きさがあるCクランプがあると良いです。

 高儀 Cクランプ 100mm

 

無反動ハンマー

ある程度の重さの無反動ハンマーがあると良いです。あるいは通常のハンマー、とんかちなどでも構いません。ダンベルなど重さのあるものでも代替できるかもしれません。

 E-Value ショックレスハンマー EV-42

 

手順1:止水栓を閉める

止水栓を閉めます。

※この工程は各家の環境によって作業手順が異なります。一般的なのは戸建て・マンション共通して屋外にあるであろう止水栓を閉めることです。

 

キッチンの下、大抵はシステムキッチンの収納スペースになっているはずです。

▼ここにあるこれ。お湯と水の2つの止水栓があります。

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▼拡大するとこう。

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赤がお湯で、青が水ですね。

ここは先ほど紹介したマイナスドライバーや10円玉、水栓用ドライバーで回すことができます。

 

我が家ではお湯側が固着していました。

水の方は何度かハンマーで止水栓をひっぱたくと固着がとれ、回すことができました。これで水がでなくなりますが、お湯は出る状態です。

 

お湯側は貫通ドライバーなど、あれこれ試したのですが、どうにもうまくいきません。

我が家の水の元栓は駐車場にあり、面倒くさいです。運良く固着しているのはお湯側ですから、給湯器の止水栓を閉めてやることにします。

 

ベランダや玄関の外にある給湯器のカバーをあけて、栓を閉めます。

▼ベランダの給湯器、ノーリツ GT-2050SAWX-2

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▼ふたを開けると、わかりやすく開閉表示がある栓を発見。ぶれてしまっていた(^^;

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これを閉めて、無事水もお湯もでなくなりました。

 

本来であれば家の止水栓が屋外にありますから、そちらを止めると固着の心配もありません。

 

手順2:水栓の分解

さて、水が止まったところで水栓を分解していきます。

 

まずはレバーの固定ナットを外します。キャップで隠されているので、キャップをマイナスドライバーなどでこじって外します。

▼レバーの根本に、キャップを発見。

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▼キャップをあけると、プラスねじ。

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プラスねじを外すと、レバーがころりと外れます。

▼そして問題のカバーナットあるいは固定ナットと呼ばれるやつとのご対面です。

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丸い部品ですが、工具をかけるために、2カ所、対面に切り欠きがあります。写真だと丸いカバーの手前と奥側に切り欠き気があり、レンチを引っ掛けることができるわけです。

ここにモンキーレンチなどをかけて回してやります。サイズは38mmです。

 

しかし、案の定うごきません。

完全に固着しており、水栓本体がまわってしまいます。水栓本体も多少は回ってもかまわないのですが、あまり動かすと接続されている水のホースに負担がかかって損傷させてしまう可能性があります。水栓本体を回らないように手でつかみ、レンチでカバーナットを頑張って回そうとしますが、うまくいきません。

 

何とか固定できるものはないものかと探したところ、ありました。

 

手順2.5:固着したカバーナットの取り外し

 固着したカバーナットが外れない原因は、カバーナットと一緒に水栓本体が回ってしまい、うまく力をかけられないためです。そこで、水栓本体を確実に固定した上で、全力でカバーナットを緩めてやれば良いわけです。

 

ここで必要になってくるのがクランプです。

DIY好きなら持っていると思います。買うと数百円。固着していた場合に必要な道具の項目で参考までに商品を紹介しています。

 

このクランプで水栓本体を挟み込んで、ガッチリ保持します。

そのままクランプを使用しては水栓に傷がつきますので、軍手でもなんでも良いので間に挟んでクランプで挟み込むと良いと思います。また、クランプでつかんだ水栓が滑ってはいけませんので、滑りにくいゴム系の材質を使うと良いと思います。

▼僕は作業していた手袋(ゴムの滑り止め付き)を挟みました。見苦しくてすみません。

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このようにクランプで保持すると、水栓の後ろは壁ですから、クランプ自身が壁に引っかかって水栓本体が回らなくなるわけです。(水栓の後ろが壁じゃないおしゃれキッチンは別の方法を考えなくてはいけませんね・・・)

 

ここまでくれば、あとはカバーナットを全力で緩めればいいわけです。

本体が動きませんからいくらでも自由に、全力で体重をかけたり、ハンマーでひっぱたくことができます。なお、このようにクランプ+壁で固定しても本体は多少回ってしまうかもしれません。しかし、シンク下のホースに余裕があれば、すぐに破損するということはありません。大抵は余裕をもって敷設されているはずです。

 

理想的な方法としては、カバーナットにレンチをかけて、ハンマーでひっぱたく方法が良いでしょう。ハンマーがなければ全力で体重をかけたり、力を込めるしかありません。

僕はレンチをしっかりと噛ませ、手で押さえながら、レンチの柄を無反動ハンマーでひっぱたきました。一度動いてしまえば、後は手でするすると回ります。

自動車部品などでは、緩みにくい楕円のナットなどがありますが、こうした一般的な場所ではそんなものは使われていませんから、一度緩めばあとは手でするする動くはずです。逆に、動き始めたのに手では動かない重さだと、ねじ山がだめになって、金属を潰しているために重くなっている可能性があります。

 

▼レンチと無反動ハンマー

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▼外れた。一番の難関を突破。

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▼カートリッジを抜き取り。

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手順3:分岐水栓を取り付け

もうここまでくれば、難しいことは何もありません。

ちょっとわかりにくい説明書を読みながら、分岐水栓を取り付けます。

取り付けるには向きがありますが、元の水栓と分岐水栓の凹凸が噛み合うようになっており、迷うことはありません。

締め付けも、手で締めるだけで十分ですが、カバーナットは一応レンチで軽く締めておきます。

 

▼できた

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手順4:食器洗い乾燥機のとりつけ

ここは特記することがありません。

手順通りに取り付けます。気持ちが逸って写真を撮っていませんでした(^^;

 

なお、肝心の台がまだできていませんので、シンクに仮置きしています。

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予想以上の高さで、シンクの上の洗った食器などをおいておけるスペースにぶつかって奥に収まりません。早く台を作らないと、いつまでもシンクが使えません(^^;

 

今日はここで終わり。

試運転をしましたが、静かだし洗いあがりは完璧ですね。

なかなか大変なプラスチックについた油汚れもぴかぴか。茶渋やコーヒーの跡などは難しそうですが、それは手洗いでも同じですからよしとしましょう。

 

台の制作に続きます。

 

 

 水回りのトラブルにお悩みの方は、水道救急センターにおまかせ!