2020年1月11日
エビが、水槽の壁沿いを右へ左へ上へ下へ・・・。
端から端まで泳いでは、水槽の壁にぶつかり反対側への繰り返し。
たまに、左右の動きが上下の動きに変わります。
イマイチ元気がなく、僅かな水流に煽られながらこうした動きを繰り返しています。
また、餌を与えても全く反応しません。
原因
こうした諸々の症状の原因は水が合っていないことにあります。
エビの導入直後や大量の水替えをした後、リセットの後などに十分な水合わせが出来ていないとこのような症状が現れます。
水質の悪化の場合、緩やかな悪化では症状が出ないことが多いです。
一方で急激な水質の悪化があるとこのような症状が出ることがあります。
エビが飼育されていた元の水槽があるのであれば戻すという対策が可能ですが、多くの場合効果的な対策はありません。
エビが耐えてくれるのを待つしかありません。
それでも何か対策したい
それでも何か対策したい場合に有効なのがエアレーションと水質安定剤です。
エアレーション
直接的な対策とは言えませんが、経験則から言ってエアレーションをしないよりはした方がエビが元気になる傾向があります。
また、水がよく循環されるため水槽内の水質が平均される効果が見込めます。
もし立ち上げて間もない水槽であれば、バクテリアの繁殖を促して水が出来上がるまでの時間を短縮することができます。
水質安定剤
エビ(シュリンプ)の飼育は一定以上の人気があり、エビに適した水を作るための薬剤がたくさん販売されています。
既に水の合っていない水槽に入れられたエビにどれほどの効果があるかはわかりませんが、どうしても何か対策したいという場合には試してみても良い方法です。
こちらは立ち上げて間もない水槽に特にオススメです。
逆に、既に立ち上がっている水槽に使用する場合には注意が必要です。
なぜならエビは環境の急激な変化に弱い生き物です。
既に水の合わない環境に入れられて弱っているエビに対して、更に環境を変化させるような対策をすることはあんまりオススメできません。
何もしないというのも一つの対策です。
色々なメーカーから販売されていますが、特に人気が高いのがジクラのベニッシモです。